魚の数え方(ととけん3級模擬試験第1問)

日本さかな検定(ととけん)のパンフレットに掲載されている
3級(初級)の模擬試験をやってみた。
第1問 カレイやヒラメ、干物などに用いる数え方の単位を選びなさい。
1) 本
2) 杯
3) 面
4) 枚
パンフレットに載っている正解と解説は、
以下のようになっている。

第1問 4) 枚
カレイやヒラメなどの平たい魚や
魚を開き乾かした干物などを数える時は、「枚」を用いる。
また、平面的な貝(ホタテ、アワビなど)も「枚」を使う。
鯵(あじ)や鱏(エイ)を数える時も「枚」を使う。
干物を10枚束ねたものは、
「1連(れん)」という数え方をする。
ちなみに、鰈(カレイ)と鮃(ヒラメ)の区別の仕方は、
目が上になるようにして、横向きに置いた時、
顔が左になると、ヒラメで、
顔が右になると、カレイという見極め方をする。
左ヒラメに右カレイ、
という語呂合わせのような、覚え方がある。
ただし、
左に顔がくるカレイもいるため、
万能な区別の仕方ではない。
鮪(まぐろ)、
鰹(かつお)、
鰤(ぶり)、
梶木(カジキ)、
鮫(さめ)
といった大きい魚は、
「本」という数え方をする。
鰹節(カツオブシ)を数える時にも、「本」を使う。
「杯」という数え方をする魚介類には、
烏賊(イカ)、
蛸(タコ)、
蟹(カニ)、
などがいる。
イカやタコの胴体は、水を入れる器に似ている所から、
「杯」という数え方をするようになった。
カニは、甲羅が器のように見えるので、
「杯」という数え方をする。
タコ、イカ、カニを「杯」と数えるのは、
水揚げした状態の時。
生きている時は、「匹」で数える。
イカに限らず、基本的に、
生きている魚介類は、「匹」で、数える。
水揚げして商品になると、
数え方が変わる、と考えてよいだろう。
「面」という数え方をする魚介類は、いないようだ。
魚以外で、
「面」という数え方をする物には、
団扇(うちわ)、
額(がく)[額に入った賞状]、
鏡、
チェロ、
琵琶、
琴、
硯(すずり)、
などがある。
せっかくなので、
選択肢に無い、魚の数え方も書いてみる。
鯉(こい)は、
「折(おり)」という数え方をする。
折り詰めのような、
箱に入った鯉のことを「折」と呼んでいる。
前述の通り、生きている鯉は、
「折」とは数えず、「匹」と数える。
水揚げした鯉は、
「喉(こう)」という数え方をするようだ。
鰻(うなぎ)は、「串(くし)」と数える。
「串」の他に、
「本」や「枚」と数える場合もある。
鰊(にしん)や鮭(さけ)は、
「石(こく)」、
白魚(しらうお)や細魚(さより)は、
「条・筋(すじ)」、
貝類は、
「貝(ばい)」、
筋子(すじこ)や、鱈子(たらこ)は、
「腹(はら)」、
という数え方をする。
ちなみに、
筋子(すじこ)は、鮭の卵で、
バラバラにすると、イクラと呼ばれるようになる。
鱈子(たらこ)[スケトウダラの卵]を、
日本酒や唐辛子などで、味付けした加工食品は、
辛子明太子と呼ばれている。
どう数えてよいか分からない魚の場合、
もしくは、
数え方を忘れた場合、
水揚げした後のことは、置いといて、
尾びれの付いている魚の場合は、
「尾(び)」や「匹」、という数え方をすると良い。
尾びれが付いていない魚介類の場合は、
「匹」と数えておけば、問題ないだろう。
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